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◆ なぜ、石破茂はダメなのか?


♯89 報道特注 【総理の背後から狙撃! 何故石破茂はダメなのか?】

文化人放送局 | 2018.02.12 収録

【レギュラー出演者】
生田よしかつ (築地まぐろ仲卸三代目)
足立康史 (日本維新の会)
上念  司 (経済評論家)

【ゲスト】
加藤清隆 (政治評論家)




政治デスクノート
憲法改正与党の政治家に求められることは
石破茂氏の主張はもっともなのだが…

2018.02.22
(http://www.sankei.com/premium/news/180222/prm1802220009-n1.html )

田村重信氏
田村重信氏


2月11日、北海道帯広市で自民党支援者らの会合が開催され、
1月17日に65歳の誕生日を迎えて自民党事務局を退職し、
8月に復帰する田村重信氏が講演した

田村氏は安全保障にも精通しているほか、
党の事務方の立場から憲法改正を理論的に構築してきた。

自民党の憲法や安全保障分野の「生き字引」ともいえる存在で、
著書も少なくない。


くしくも帯広では、
立憲民主党の枝野幸男代表(53)も
同党所属衆院議員の会合で講演していた。


枝野氏が
「自衛隊を書き込むだけで何も変わらないというのは嘘だ。
信用できないし、認めるわけにはいかない。
安倍さんの大嘘をどれだけ多くの人に伝えられるかが勝負だ」
などと述べ、
9条1、2項を維持したまま自衛隊を明記する憲法改正に意欲を見せる
安倍晋三首相(自民党総裁、63)を痛烈に批判したことは、
すでに報道された通りである。


これに対し田村氏は講演で、安倍首相の憲法改正の目的などを力説した。


安倍首相がなぜ9条に自衛隊を明記したいと言われるのか
自衛隊を憲法違反だという学者たちがいるからだ
自衛隊が憲法違反と言われないようにするのが狙いだ

戦後の日本や
日本人を
信用できない人が
憲法9条改正に反対する



合わせて、
「憲法は国民が権力を縛るためのルールだ」
とする枝野氏の憲法論も異論を唱えるように、こうも訴えた。


憲法とは、権力が暴走しないように発明された制御装置だけなのか。
国民の生命・財産を守るためのものだ


田村氏によると、
地方を回ると、地方議員を含めた自民党支持者でさえ
安倍首相が目指す憲法改正の狙いを知らない人が結構いることを
実感させられるという。

「私の説明を聞いて、
なぜ安倍首相がこのような憲法改正を目指すのかを
わかってくれる。
だから、可能な限り全国を回って説明しなきゃいけないのだと思う」


自民党は、3月25日の党大会で改憲案を発表する。

目玉ともいえる9条関連について、党執行部は
安倍首相が提案する内容で取りまとめようとしている。


これに強く反発しているのが石破茂元幹事長61だ。

石破氏は
平成24年に野党・自民党が策定した憲法改正草案を
ベースにすべきだと主張していた。


24年の草案は、9条について
(1) 現行の2項を削除して自衛権があることを2項に記す
(2) 「9条の2」を新設して首相を最高指揮官とする「国防軍」の存在を明記する
というのが柱だ。


石破氏はその後、「国防軍」が「自衛隊」の表記であっても容認する姿勢になった。

しかし、現行2項は削除すべきだと言い続けている。


9条2項は
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない」
と、戦力の不保持と交戦権の否認を記している。

石破氏は、
2項を削除しないまま自衛隊の存在を明記すると、
自衛隊の憲法上の存在が曖昧なままなってしまう、
というのだ。

緊急事態条項についても、詳細は省略するが党執行部の意向と異なる。


石破氏の主張は確かに、
いまの安倍首相の提案よりも筋が通っていることは間違いない、
と言いたいところではある。


産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が行った
2月の世論調査では、
9条への自衛隊の明記の仕方について聞いたところ、
安倍首相の提案を支持すると回答したのは27・5%、
2項を削除する案を支持するとの回答は28・8%、
「9条を変える必要はない」が40・6%だった。

自民党支持層でも、
安倍首相の提案を支持するのが36・9%、
2項削除を支持するのが38・7%と
ほぼ真っ二つに割れた。


一方、憲法に自衛隊の存在を明記することの
賛否を質問した1月の前回調査では、
賛成が58・0%、
反対派33・0%で、
自民党支持層でみると
賛成は78・4%、
反対派16・4%だった。

自衛隊を明記することについては過半数が支持しているのだ


まずは、とにもかくにも憲法改正を実現させる-。

安倍首相にはそういう思いもある。

安倍首相の今回の提案は、
加憲を掲げる公明党の賛同を得るためであることは言うまでもない。

日本維新の会などの支持も得られれば憲法改正は現実味を増す


逆に石破氏の主張に今の公明党が乗ることは決してない

ということは、
2項を削除する案は
衆参で必要な3分の2以上の賛成を得られず、
国民投票にかけることすらできない。


石破氏は、2月9日付の自身のブログで
「マスコミは相も変わらず
『安倍総裁の意向に沿った憲法改正推進本部幹部 VS 石破』
的な報道しかしませんが、
そのようなつまらないことで議論しているのではありません。
担当記者諸兄姉は多少なりとも議論の内容を理解しているのでしょうが、
上層部の判断であのような報道になるのでしょうか。
とても情けなく、悲しい気持ちにさせられます」
とメディア批判を展開した。

しかし、
自民党の自衛隊に関する対立構造は
まさに「幹部 VS 石破」である。


枝野氏は「草の根からの民主主義」を掲げているが、
要はいわゆる「護憲派」を結集させて
安倍首相提案の9条改正をつぶし、
安倍政権を倒そうという狙いがある。

石破氏も2月11日放送のラジオ日本番組で、
秋の自民党総裁選に関して
「日本が独立主権国家なのかが問われている」として、
9条を中心に論戦したい考えを示している。

安倍首相と敵対していこうという考えにおいては
枝野氏と変わらないのではないか



憲法についてはどの政治家にも一家言を持っている。

しかし、70年以上も微動だにしなかった憲法について、
いよいよ改正に持ち込めるか、
それともせっかくの改正の機運をつぶすのか-
という時期にさしかかろうとしている。

メディア批判も結構だが、
石破氏は
いよいよ憲法改正という結果を出すために行動するか、
持論にこだわり続けるかの
分かれ道に来ているようだ。


安倍首相も、自らの案を世論に理解してもらい、
憲法改正を国民運動的に盛り上げていく努力は欠かせない。

30年度予算案が成立したら全国行脚するとみられる。


ところで、田村氏は復帰が8月となる理由について
「約3カ月間、妻と旅行する」として日本を離れるそうだ。

8月の永田町はどのような風景になっているのか。

そして、田村氏が活躍できるような環境になっているか。(政治部次長 今堀守通)


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