◆ 日本国憲法がどのようにしてできたのか、 その内容がどういうものなのか、知ってる? 

突破する日本
安倍晋三首相憲法改正の信念…
祖父岸信介元首相の遺志を引き継いで
八木秀次

2017.07.27
(www.sankei.com/politics/news/170727/plt1707270002-n1.html )

自主憲法制定国民会議の大会であいさつする岸元首相=1983年5月
自主憲法制定国民会議の大会であいさつする
岸元首相=1983年5月



憲法改正は安倍晋三首相の悲願だ。

政治家になったのも、第1次政権での挫折を経て再び政権を担ったのもそのためだ。

首相の思いは祖父、岸信介元首相の遺志を引き継いでいる。(夕刊フジ)


自由民主党は、岸氏が中心となって昭和30年(1955年)11月に結党した。

「党の政綱」には「現行憲法の自主的改正」が掲げられているが、政権を担った岸氏は3年5カ月の在任時に改憲を実現することはできなかった。

エネルギーの7、8割を『日米安保条約改定』に割いたからだ。


岸氏は自らがやり残し、誰かがやらなければならない仕事として、「改憲」と「北方領土返還」を挙げている=『岸信介証言録』(中公文庫)。


安倍首相は、岸氏の証言録を7回読み、8回目を読んでいるというが、再度政権を担おうと思った理由も岸氏の証言から読み取れる。


岸氏は「安保改定」と引き換えに政権を手放したが、「もう一遍私が総理になってだ、憲法改正を政府としてやるんだという方針を打ち出したいと考えた」と証言している。

自分が戦後の政界に復帰したのも、「日本の立て直しの上において憲法改正がいかに必要かということを痛感しておったため」とする。


現行憲法の「定着」を言う者がいるが、
いまの憲法がどのようにしてできたのか
その内容がどういうものであるのか
国民は関心ないというよりは知らない



現行憲法には「制定の手続きにも間違いがあるし、内容にも誤りがある。

あれは占領政策を行なうためのナニであった。

その辺の事情を国民に十分理解せしめるという役割は、総理が担わないといけないんです。

総理がみずから改憲に意欲を持ったのは、私が最後なんです」-。


岸氏の思いは安倍首相にそのまま継承されている。


もちろん改憲は、安倍首相や岸氏らの個人的思いの中で語られるだけのものではない。

現行憲法敗戦後の占領中、わが国の武装解除、そして、その状態を維持するために「永久非武装化」を企図して制定された。

9条2項が「戦力」の不保持を規定したのはそのためだ。


しかし、朝鮮戦争勃発により占領政策は大転換し、再武装が求められた。

こうして設置された警察予備隊は保安隊を経て自衛隊となった。


「戦力」の不保持をうたった9条2項の下での自衛隊とは何か。

政府は「戦力」のレベルに達しない「必要最小限度の実力」と位置づけたが、大半の憲法学者は今も違憲の存在としている。


安倍首相の改憲案は、自衛隊への言われなき批判を解消すべく、「戦力」でない存在として憲法に位置づけるという現状維持の控えめな案でしかない。

これさえ阻止しようとの狙いは何なのか



八木秀次やぎ・ひでつぐ

1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士課程中退。専攻は憲法学、思想史、国家論、人権論。第2回正論新風賞受賞。高崎経済大学教授などを経て現在、麗澤大学教授。教育再生実行会議委員、法制審議会民法(相続関係)部会委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長など。著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)、『公教育再生』(PHP研究所)など多数。


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