◆ 日英首脳会談、北朝鮮のミサイル発射は「言語道断の挑発行動」の共同声明発表 英、空母展開含めたアジア太平洋への関与強化へ 

日英首脳会談
北朝鮮のミサイル発射は言語道断の挑発行動
の共同声明発表
空母展開含めたアジア太平洋への関与強化へ

2017.08.31
(www.sankei.com/politics/news/170831/plt1708310042-n1.html )

共同記者会見を終え、英国のメイ首相(左)と握手する安倍首相=31日午後、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
共同記者会見を終え英国のメイ首相と握手する安倍首相
=31日午後
東京・元赤坂の迎賓館代表撮影



安倍晋三首相は31日、訪日中のメイ英首相と東京・元赤坂の迎賓館で会談し、8月29日の北朝鮮による中距離弾道ミサイルの発射に対し「言語道断の挑発行動だ」として、最も強い表現で非難する共同声明を発表した。

両首脳安全保障協力に関する共同宣言も発表、英国将来の空母の展開も含めアジア太平洋地域への関与を強化する方針を示した

建造中の空母2隻の南シナ海への展開が想定されている


安保協力の共同宣言は、日本ではオーストラリア、インドに次いで3カ国目。

日英共同演習に向け、日本は自衛隊員や航空機、艦艇の英国派遣を調整する意向を示した。

メイ氏は会談後の共同会見で「来年、日本で初の日英の共同演習が行われる」と述べた。


会談で両首脳は、北朝鮮への圧力を高めるため、中国の行動が重要だとの認識を共有。

中国の海洋進出を念頭に、国際法に基づく海洋秩序の維持に向けて、共同訓練や防衛装備・技術での協力推進でも一致した。


このほか、将来的な日英の自由貿易協定(FTA)交渉も視野に、7月に大枠合意した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の早期発効に向けた協力も確認した。





安倍晋三首相メイ英首相を破格待遇
個人的信頼関係を強化 新たな外交基軸に

2017.08.31
(http://www.sankei.com/politics/news/170831/plt1708310046-n1.html )

安倍晋三首相は日本を訪問したメイ英首相を2日間にわたって破格の扱いで待遇し、メイ氏も安倍首相との個人的関係の強化に努めた。

かつての同盟国であり、
米国とともに同じ価値観を有する日英
北朝鮮のミサイル問題で立場を共有していくほか、
安倍首相としては
中国に傾斜していたキャメロン前政権の路線是正を図るメイ氏との
信頼を深める狙いがあった。(原川貴郎)


「安倍政権の積極的平和主義による外交・安全保障政策は、メイ首相が進めている『グローバルな英国』と共鳴する。われわれの安全保障協力は新たな高みに進もうとしている」


31日午後、首相官邸でメイ氏を招いて開いた国家安全保障会議(NSC)の特別会合。

安倍首相は「テリーザ」とファーストネームで呼びかけ、日英の安保協力の必要性を訴えた。


メイ氏は「アジアにおいて日本は最大規模のパートナーだ。安全保障で日英間の協力が強化されることを期待する」と応じた。


8月30日には、安倍首相はメイ氏を京都迎賓館に招いて夕食で歓待。

東京へ移動する新幹線の車内でも懇談し、個人的な関係強化に努めた。


英紙「ガーディアン」(電子版)によると、30日に両首脳が取り上げたのは主に北朝鮮への対応で、メイ氏は「英国は日本と協力する」と明言した。

ロイター通信は、メイ氏が訪日の途上で記者団に「最善の方法は、中国が北朝鮮に圧力をかけることだ」と語ったと報じた。


日英首脳会談は、首相官邸ではなく東京・元赤坂の迎賓館で行われた。

両首脳は北朝鮮抑止には中国の行動が重要との認識で一致したほか、東・南シナ海やインド洋情勢では、国際法に基づく秩序維持のための連携を確認し、海洋進出を強める中国を牽制(けんせい)した。

共同宣言には、今後、英国がアジア太平洋地域に空母を展開する可能性を明記した。


アジアでの日本の役割を重視するメイ氏の姿勢を、日本政府は「歓迎すべき変化」(外務省幹部)としている。

安倍首相とメイ氏の関係構築は新たな外交基軸の兆しを見せつつある

関連記事

0 Comments

Leave a comment