◆ 【衆院解散・総選挙】 「北朝鮮危機」を前に『国民の結束を問いたい』 

WEB編集委員のつぶやき
朝日も民進も大義がないとは能天気だ
北朝鮮危機に決まっているではないか!

2017.09.23
(http://www.sankei.com/politics/news/170923/plt1709230014-n1.html )

「衆院解散に大義がない」。

野党や一部マスコミが口をそろえるが、能天気すぎやしないか。


北朝鮮のミサイルが日本の頭上を2度も飛んでいる

この北朝鮮危機にどう対応するか
大義に他ならないではないか。


日本国憲法に「自衛隊」を明記すること、即ち「憲法改正」こそが争点だ。

与党に注文したい。

その他の些末な公約など要らない。

政権の命運をかけ、「一点突破」で勝負すべきだ。


それにしても「常在戦場」といわれる政治のダイナミズムを久々に見た。

15日の金曜日まで「無風」に見えた永田町が、土曜日に激変。

北朝鮮に翻弄され、離党、不倫騒動などに気を取られていた党や議員は慌てふためいている。


衆院の解散・総選挙が10月10日公示、22日投開票の日程で行われる方針が固まった。

28日召集の臨時国会冒頭に解散する。


自民の公約は
(1)アベノミクス推進
(2)人づくり革命
(3)働き方改革
(4)北朝鮮対応
(5)憲法改正
の5項目を重点政策に位置づける(21日付産経新聞)。

「憲法改正」では
・ 自衛隊の存在明記、
・ 教育無償化、
・ 緊急事態条項、
・ 参院選合区解消
の4項目を盛り込むという。


民進党の前原誠司代表は17日、解散方針について、
「北朝鮮が核実験や弾道ミサイルを撃つ中、本気で政治空白をつくるつもりか。
学校法人『森友学園』や『加計学園』問題の追及から逃れるための『自己保身解散』だ」
と述べ、首相を批判した。

朝日新聞の20日付社説の見出しも「大義なき『身勝手解散』」と足並みをそろえた。


しかし「自己保身」はどちらか国民は知っている。

「民共連携」「離党ドミノ」など選挙どころではないのはほかならぬ民進党だからだ。

共闘を維持すればさらなる離党者が出かねないし、共闘をやめれば非自民票が分散する。


民進党の山井和則国対委員長代行は19日、
「要はただ単に自分が勝てそうなときにやっておこうと(いうことだ)」
と述べたそうだが、「勝てそうなとき」に勝負するのは当たり前だ。


枝野幸男氏がツイッターで
「選挙がないと議席が増えないから、野党にとって解散は歓迎です。
厳しい状況ですが、予想を覆し大善戦した英国労働党の例もあります…」
と綴ったが、批判一辺倒の前原代表よりも真っ当な意見だ。


衆院選で主役の一人となる東京都の小池百合子知事は18日、
「何を目的とするのか、大義が分からない。
国民に何を問い掛けていくのか分かりにくい」
と述べたが、「政界渡り鳥」もカンが鈍ったのか「大義が分からない」とはがっかりである。


その小池氏の人気に頼る国政新党を結成する若狭勝衆院議員は、臨時国会召集前日の27日の結成を目指す。

参加する国会議員は6人~9人となりそうだという。


そしてまたもや古巣・自民に弓を引くのは河野洋平元衆院議長だ。

20日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、
「権力者側が自分の都合の良いときに、自分の都合で解散するのは果たして良いものか」
と苦言を呈した。


そう言えば、蓮舫前代表は自民党が東京都議選で惨敗した際に
「解散・総選挙はいつでも受けて立つ」
と強気に話していたが民進党はこうもコロコロ変わるのか。


産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が
9月16、17両日に行った合同世論調査では、
安倍晋三内閣の支持率は50・3%となり、
5月以来4カ月ぶりに5割を回復した。

政党支持率でも
自民党は38・0%で前回から5・0ポイント上昇しており、
“追い風”となりそうだ。

民進党が6・4%で0・5%下落した。


核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮
脅威に感じていると回答した人は84・7%に上った。

北朝鮮が日本をミサイル攻撃した場合に
発射基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」についても
保有すべきだと思うとした人が53・8%と過半数に達した。


また、憲法9条の戦争放棄や戦力の不保持といった
現行条文を維持した上で自衛隊の存在を明記する憲法改正案については、
「賛成」が59・2%と「反対」の32・0%を2倍近く上回った。

国民の冷静な認識を知っておくべきだ。


公明党の山口那津男代表は21日の記者会見で、野党が冒頭解散に反発していることには
「政権を奪おうという立場からすれば、むしろ野党から早く解散しろとの要求があってもいい」
と批判したが、野党の皆さんはどう聞くか。


これから戦う相手にこうたしなめられたのでは「戦わずして負け」に思えてならない。


安倍首相は25日に記者会見を開く。

国民に向けて丁寧に、そして「自己保身」でも「身勝手」でもない解散であることを示して欲しい。

この記者会見の内容が分かり易いかどうかで衆院選の行方が決まる。(WEB編集チーム 黒沢通)



単刀直言
荒井広幸・元新党改革代表
安倍晋三首相は
国民の結束を問いたい
と言ったんです
北朝鮮危機前に総選挙は今しかない

2017.09.25
(http://www.sankei.com/politics/news/170925/plt1709250002-n1.html )

インタビューを受ける荒井広幸前衆院議員=東京都新宿区(佐藤徳昭撮影)
インタビューを受ける荒井広幸前衆院議員=東京都新宿区佐藤徳昭撮影


実は安倍晋三首相が18日に米国に出発する前に電話で話したんです。

長年の親友にして盟友である者として、臨時国会での衆院解散・総選挙への反対を進言するためです。


私は
「この時期の解散・総選挙は北朝鮮情勢への対応で政治空白を作るし、『もり・かけ(森友学園・加計学園問題)隠しだ』と批判される」
とはっきり進言しました。


私の言葉に首相はいらだつかなと思いましたが、意外に淡々としていました。

そして私にこう言ったんです。


国際社会が圧力を強めない限り
北朝鮮は核・ミサイルを放棄しないよ

対話と言いながら結局時間稼ぎされて
核・ミサイルがここまできてしまった

これから圧力をかけるしかない中で
解散・総選挙をするのは今しかないんだ



「もり・かけ隠し解散」などと言われることについては
「そういう批判は甘んじて受ける」
と言いました。

「これから大変な局面にどんどん進んでいくんだ。
非常に困難な時なんだよ」
とまで言うんですよ。


そこで私は直感したんです。

首相はトランプ米大統領を含む世界の指導者との会談を通じてつかんだ何かがある。

そこで
日本の首相として
国民を守るためにどうしたらよいのか

を考えたんだと思いますよ。

首相も平和的に解決したいと思っているけど、米国は大統領でさえも「軍事的選択肢を排除しない」と言っているわけですからね。


首相は
今回の解散・総選挙で国民に結束を問いたい
というニュアンスのことも言いました。

言外にあるのは日本を取り巻く国際情勢はますます難しくなるということです。

だからこそ国民のみなさんに結束を呼びかけているんですよ。


逆に言えば、この衆院選
国民に日本の安全保障を考えてもらう選挙である
と言えます。

同時に
「平和裏に北朝鮮問題を解決しないと大変なことになるから
自分に力を与えてくれ」
と訴える選挙でもあるんです。


「自分たちの命を守り抜くんだ」という強い国民の決意があれば、
それをもって
首相がトランプ氏を止めることも、進めることもできるんです。


首相は中露首脳にもモノを言える人なんですよ。

それをまた別の人が「新しく首相になりました」って挨拶するんですか。

それこそ政治空白じゃないですか。


首相は、自分を批判してきた人も、批判していない人も、すべての日本人を守ることを優先しているんです。

大変なプレッシャーだと思います。

「政治空白だ」「党利党略だ」などと他人に言われ、首相にその懸念を伝えたことは考えが浅かったと思います。

今はそっくりそのまま野党にお返ししたいですね。


今度の解散・総選挙は
みんなで日本を守るための壁を作るような時間
ではないでしょうか。


10月18日から中国で共産党大会があります。

11月上旬にはトランプ氏の来日があり、
その後はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が控えています。


この間に北朝鮮に対する
国連安全保障理事会による追加制裁決議や、
中国当局による北朝鮮の企業や個人所有の銀行口座を全面凍結したことの
効果を見ることになります。


北朝鮮が中国共産党大会に合わせてメンツを潰すようなことをしないかどうかは分かりませんが、9~10月の東アジア情勢は小康状態だと言えるのではないでしょうか。


仮に最後に残るのが軍事的選択肢であっても、まだ時間を要する。

米国は、国際社会に対して
「ここまでやったけど北朝鮮は核を放棄する状況にない。
次の段階にいかなくてはなりませんよ」
と伝える責任があります。


「解散は首相の保身だ」という批判に対してはこう答えたい。

憲法改正に必要な
国会の3分の2の議席を持っているのに

それを投げ出して衆院選を打つんですよ
それは国民の命を守るという理由があるからです
とね。


私は、昨年の参院選後に新党改革を解散したこともあり、この1年余り謹慎していました。

ですが、有権者の一人として、いまの国会議論やマスコミ報道あまりに平面的過ぎると危機を感じ、口を開く決意をしました。


福島出身の私が東日本大震災で得た教訓が2つあります。

一つは「万が一は起こり得る」。

もう一つは
「日本人を救うのは日本人である」
ということなんですよ。(田北真樹子)

     ◇

荒井広幸
元新党改革代表。衆院3期、参院2期務め、平成28年7月の参院選で落選。現在は民間シンクタンク理事長。安倍晋三首相の古くからの友人で知られる。

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