◆ 北朝鮮の脅威 (5) 日本の頭の上をミサイルが飛んでいるのに・・・ 


2017.09.15
(
www.sankei.com/politics/news/170915/plt1709150007-n1.html )




新聞に喝!
対北対話」「核抑止双方に違和感
経済制裁強化は戦争への道に向かわせる
神戸大学大学院法学研究科教授・簑原俊洋

2017.10.08
(http://www.sankei.com/column/news/171008/clm1710080007-n1.html )

慣れというのはここまで恐ろしいものなのか。

先月の北朝鮮による水爆実験の後、
日本のマーケットほとんど反応しなかった

テレビも通常放送で相も変わらずバラエティーが放映されている。

国土の上をミサイルが通過し、
子供たちが
学校で避難訓練
しゃがんで頭を両手で覆うだけだが
をしているのに、
このありさまである。


そうした中、主要各紙は北朝鮮の行為を看過することなく、同国に対していかに対応すべきかを積極的に論じている。

だが、リベラルの諸紙では、
北朝鮮も日本と同様に平和を尊いと考えているはず
というのが前提となっているようで、
対話の継続平和的な解決を訴える。

しかし、その対話の中身については曖昧で、
かつ対話がどのようにして平和を導き出すかについて多くは語らない


思うに、日米などといくら対話し、交渉したとしても、国家の存亡がかかっていると認識している金正恩(キム・ジョンウン)氏は核開発を断念しないであろう。

むしろこの場合、時間の経過北朝鮮にとって有利に働くと考えるべきである。


他方、勇ましいのが保守系とされる諸紙である。

日本の核武装論も封印せず、核抑止によって平和を維持すべきではとの議論を展開する。

現実主義に依拠する見方らしいが、こちらも私には理解できない。

なぜなら、これらの議論は北朝鮮による核兵器保有を是認しているからだ。


冷戦時、米ソの全面衝突は核抑止によって確かに回避された。

だが、旧ソ連と北朝鮮は全く異なる性質の国家であり、両国の同一視は間違いなく悲劇を招く。

くわえて、唯一の被爆国として、非核の立場の堅持は世界に誇れる崇高な姿勢ではなかろうか。

核拡散防止条約との整合性や、中露の反応についての検討が十分になされていないのも腑(ふ)に落ちない。


日本は、平和は当たり前という感覚を長らく有してきた国である。

実現困難な核武装の論議より、
核シェルターの整備を訴える方が
より現実主義ではなかろうか。


各紙が共有しているのは経済制裁を一層強化し、北朝鮮にさらなる圧力をかけるべきだとの姿勢だが、これにも違和感を覚える。

歴史を振り返れば明々白々だが、
石油の全面禁輸のような国家存続に関わる制裁は、
戦争
事態打開のための乾坤一擲(けんこんいってき)の選択肢
としてしまう


まさしく「窮鼠(きゅうそ)猫を噛(か)む」だ。


昭和16(1941)年に
日本を勝算がたたない戦争へと踏み切らせた事例が示す
教訓は何か


制裁が確実に効力を発した場合の議論がないのが不思議でならない。


第二次朝鮮戦争を恐れるあまり、第三次世界大戦を勃発させてはならぬ。

そのためには、歴史から学びつつ、より深みのある踏み込んだ議論がもっと必要ではなかろうか。
                  
     ◇

プロフィル簑原俊洋みのはら・としひろ
昭和46年米カリフォルニア州出身。カリフォルニア大デイビス校卒。神戸大大学院博士課程修了。政治学博士。専門は日米関係、政治外交史。




麻生太郎副総理
北朝鮮には危なそうな人がいる

2017.10.08
(http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080114-n1.html )

新潟3区の自民党前職、斎藤洋明氏の応援に駆けつけ、挨拶する麻生太郎副総理=8日、新潟県聖籠町の蓮潟公会堂(太田泰撮影)
新潟3区の自民党前職斎藤洋明氏の応援に駆けつけ
挨拶する麻生太郎副総理=8日新潟県聖籠町の蓮潟公会堂太田泰撮影



自民党の麻生太郎副総理兼財務相は
8日、新潟県聖籠町の蓮潟公会堂で行われた
衆院新潟3区の自民党候補、斎藤洋明氏(40)の集会で
歯にきぬ着せぬ「麻生節」を炸裂(さくれつ)させ、
集まった約100人の聴衆を沸かせた。


麻生氏は、かつての民主党(現・民進党)について
「手段のはずの政権交代が目的だったので
(政権を)取った後に何をしていいか分からず、
結果的に極めて悲惨な結果になった。違いますか」
と揶揄(やゆ)。

「私どもは、こうしたことは絶対に避けるべきだと思っている」
と参加者に語りかけ、政権交代を錦の御旗に掲げる野党勢を皮肉った。


一方、これまでの自民党の政権運営については
「経済の実績はだれにも負けないと思っている。
それは政治が安定したからだ」
と安倍晋三首相の安定政権が経済面でも寄与したと自負。

「(第2次安倍政権の発足までは)6年で首相が毎年替わっていた。
みなさんの会社だって、社長の名前が6年で毎年変わったら
『あの会社はおかしいんじゃねえか』
と思われる」
と冗談めかして語り、笑いを誘った。


弾道ミサイルの発射を続ける北朝鮮をめぐって、
朝鮮半島で有事が起きた際に
難民が日本に大挙して押し寄せるる危険性を改めて訴え、
「難民は武器を持っていて、テロを起こすかもしれない」
と危険性を強調した。


さらに、朝鮮労働党の金正恩委員長を意識して
「北朝鮮には危なそうな人がいる」と表現。

「私が10歳だった昭和25年に朝鮮事変(朝鮮戦争)が起きたが
『朝鮮で戦争がおきる』と言った新聞はゼロだった。
あのとき戦争が起きるなんて書いた新聞はありませんよ!」
と、詰め掛けた記者団に言葉を投げかけるシーンもあった。 


さらに、新党「立憲民主党」に言及した際、
「立憲改進党の…」と言いかけて
明治15~29年に存在した政党の名前を挙げた上で、直後に
「あんまり名前を覚えていない。
また(名前が)変わるかもしれないから、覚えないようにしている」
と苦笑しながら弁解。

「立て板に水」の麻生節に、参加者らは満足そうだった。(新潟支局)

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