◆ 北朝鮮の脅威 (6) 衆院選前に把握しておきたい、 北朝鮮への武力行使の現実度 

衆院選前に把握しておきたい、
北朝鮮への武力行使の現実度
米中軸に北の軍事拠点攻撃も

2017.10.09
(http://www.sankei.com/world/news/171009/wor1710090002-n1.html )

10月10日に衆院選が公示される(※された)。

選挙戦を前に、北朝鮮をめぐる
・ 各国の動向や
・ 武力行使の可能性、
・ 日本が被害を受けるリスクなど、
有権者として把握しておきたい北朝鮮の状況をまとめておこう。(夕刊フジ)


北朝鮮には、米国、中国、ロシアの超大国がメーンとして絡んでいる。

日本と韓国も関係国として加わっているが、軍事オプションの主導は超大国しかできない。それが現実だ。


北朝鮮は貿易の大半が対中国であり、軍事同盟も中国と結んでいるので、中国が一番影響力があるとみられている。

このため、両国は一枚岩のようだが、内情は違ってきている。

実際に両国の関係はかなりギクシャクしてきた。


2012年に習近平氏が中国共産党総書記に就任した際、北朝鮮に特使を派遣したが、金正恩(キム・ジョンウン)氏はそれを追い返した。

2013年には中国との太いパイプを持っていた張成沢(チャン・ソンテク)氏を中国への事前連絡なしに処刑し、習氏の面子(メンツ)を潰した。


2015年に中国で開かれた抗日戦争70周年軍事パレードに正恩氏は出席せず、今年2月には中国の緩い保護下にあったとされる正恩氏の異母兄、正男(ジョンナム)氏が、マレーシアの国際空港で殺害された。


こうした事件はいずれも習氏が正恩氏をコントロールできていないことを示している。

なにしろ、祖父の金日成(キム・イルソン)氏や父の金正日(キム・ジョンイル)氏という過去の指導者とは異なり、正恩氏は一回も中国を訪問していない。


父の正日氏は、中国だけには礼を失するなと遺言しなかったのか。

北朝鮮と中国は軍事同盟国だが、正恩氏はそれを無視するかのような行動ばかりとってきた。


そうした経緯もあり、今の中国が北朝鮮を抑えることはできないだろう。

両国首脳が一回も面会したことがなければ、やりたくてもできない相談だ。


中国は、最後の最後に北朝鮮を見捨てて、中国の国益になる南シナ海問題で、米国とバーター取引する可能性すらある。


ロシアは米中の交渉を見守っている。

そしてロシアの存在感を高めるように、北朝鮮と交渉しているのだろう。

正恩氏の亡命先をロシアが保証するという噂も出ているほどだ。


米国は国連などでの対話を続けつつ、既にカウントダウンに入っているだろう。

これは本コラムでも書いているとおりだ。


以上の状況を総合すると、
対話の余地がありうるのは、
11月の米中首脳会談までだ。

それまでに北朝鮮が折れないと、軍事オプションが浮上する。

国連軍または多国籍軍となるが、事実上、米中が中心だろう。


軍事オプションは短期間で終わる可能性が高いが、想定外の事態はいつもつきものだ。

米軍は北朝鮮の軍事拠点のほとんどを一撃で壊滅できるが、それでも韓国や日本に一定のリスクはある。

日本憲法の制約があるので、軍事では部外者に近い

米国との良い関係から情報が早く入ることだけが救いだ

事実として現状はここまできていることを認識したほうがいい。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)




北ミサイル
近く高性能ICBMの発射計画
米の完全破壊演説を宣戦布告と捉え
露議員に説明

2017.10.09
(http://www.sankei.com/world/news/171009/wor1710090036-n1.html )

平壌駅前に掲示された大陸間弾道ミサイル「火星14」の発射実験の写真=9日(共同)
平壌駅前に掲示された大陸間弾道ミサイル火星14
発射実験の写真=9日
共同



訪朝を終えたロシア下院のモロゾフ議員は9日、
北朝鮮が近く発射実験を計画するミサイルは過去に発射されたものと同型だが、
エンジンの推進力を強化し、到達距離などの性能を高めた
大陸間弾道ミサイル(ICBM)だと述べた。

共同通信の電話取材に答えた。


2~6日まで平壌を訪れたモロゾフ氏は北朝鮮の最高人民会議の金永南常任委員長らと会談。

金氏が発射予定のミサイルの型や到達距離などの詳細を伝え、計算式を示し米西海岸に到達できると説明した。

北朝鮮側はトランプ米大統領が9月の国連総会演説で北朝鮮を「完全破壊」する可能性について警告したことを「宣戦布告」と受け止め、報復として新たに改良したミサイルの発射実験を準備していると明かしたという。

実験時期は「『近く』との説明を受けたが、具体的な期限は示されなかった」と指摘した。(共同)




朝鮮半島情勢
マティス国防長官
陸軍将兵に
大統領の軍事的選択に備えよ
将来は誰も分からない…

2017.10.10
(http://www.sankei.com/world/news/171010/wor1710100019-n1.html )

マティス米国防長官(AP)
マティス米国防長官AP


マティス米国防長官は9日、
ワシントン市内で開かれた米陸軍協会の年次大会で
陸軍将兵らを前に講演し、
北朝鮮情勢に関し、
外交や経済圧力による解決に失敗した場合は
大統領が軍事的選択肢を必要とした場合に
確実に実行できるよう準備を整えておかなくてはならない

と述べた。


マティス氏は、
現在は北朝鮮に核保有をあきらめさせるため、
「外交主導の経済制裁」の取り組みを強化しているものの、
「将来は誰にも分からない」と指摘。

「米陸軍としてできることをやろう」と語り、有事に備えるよう訴えた。


マティス氏は一方で
「国連安全保障理事会が
2回も全会一致で北朝鮮への制裁決議を採択したことが
これまでにあっただろうか。
国際社会は声を上げている」
と指摘し、現時点では外交的解決に力点が置かれていることを強調した。


一方、トランプ米大統領は9日、ツイッターで
「わが国は北朝鮮への対応で25年間も失敗してきた。
何十億ドルも与えるばかりで何も得られなかった。
政策は機能しなかった」
と述べ、歴代政権の対北朝鮮政策を改めて批判した。【ワシントン=黒瀬悦成】




北朝鮮船籍含む船舶4隻に
入港禁止措置
制裁決議違反で 国連

2017.10.10
(http://www.afpbb.com/articles/-/3146074 )

北朝鮮船籍含む船舶4隻に入港禁止措置、制裁決議違反で 国連
入港を待つ北朝鮮の貨物船2011年4月撮影資料写真)。(c)AFP


国連安保理(UN Security Council)北朝鮮制裁委員会の
専門家パネルのトップ、ヒュー・グリフィス調整官は9日、
国連の制裁決議で禁止されている物品を輸送していたとして、
今月5日付で船舶4隻を対象に世界中の港への入港を禁止する、
前例のない措置を取ったと明らかにした。


グリフィス氏は
「制裁委員会によって4隻の船舶が指定された。
資産凍結や航行禁止ではなく、入港禁止措置だ」
と述べ、
「非常に迅速で断固とした行動」
だと強調した。


同氏はすべての国連加盟国に開かれた会議の最後に入港禁止措置について語った。

北朝鮮の外交官らもその場にいたが、発言はしなかったという。


関係筋によると4隻は、
8月に安保理で採択された米国提案の制裁決議で
輸出が禁止されている石炭や海産物、鉄鉱石を運んでいたという。

先月には制裁が強化され、
北朝鮮製の繊維製品の輸出禁止や、
海外で働く北朝鮮労働者への就労許可発給の原則禁止、
北朝鮮への石油輸出制限
などが盛り込まれた。


関係筋によると、入港禁止措置の対象となったのは
「Petrel 8」「Hao Fan 6」「Tong San 2」「Jie Shun」の4隻。

世界中の船舶の位置などを確認できるウェブサイト「マリントラフィック」によれば、
「Petrel 8」はアフリカ沖インド洋の島しょ国コモロ船籍、
「Hao Fan 6」はカリブ海の島国セントクリストファー・ネビス船籍、
「Tong San 2」は北朝鮮船籍。

「Jie Shun」の情報は同サイトになかった。(c)AFP

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